おはようございます!今日も命に感謝します。言葉はちからです。
今日のテーマは、「断ることでチャンスを得る」です。
私はキャリアでは接客歴が長いのですが、里岡美津奈さんという憧れの女性がいます。
彼女は全日空で24年間、客室乗務員を務め、天皇皇后両陛下や各国要人のVIP特別機担当として活躍されたトップキャビンアテンダントのキャリアをお持ちです。
私の最初の仕事はホテリエだったのですが、自己啓発にとたまたま手に取った書籍こそが、運命の出会いでした。
接客および人と関わる姿勢を正していただいた本なのです。
断ることが苦手な優しい日本人へ
私は断ることが苦手でした。
というよりも、お客様からのご要望は、快く承る姿勢がベストと思っていたからです。
お客様に向き合うならば、常にベストな対応を目指すべきです。
しかし同時に、NOと断ることで、
相手へ残念な思いをさせてしまうだろうと思い込んでいました。
そして、断ることで不満やお怒りになる姿を想像し、勝手に恐れていたのです。
しかし、その解釈は変えていくべきだったと気付かされます。
里岡さんの著書からの抜粋です。
「断られ」たときのダメージが大きい日本人は「断る」ことも当然、苦手な人が多いです。
しかし、欧米のビジネスパーソンは断られても、さほどダメージを受けないので、
断るときも神経をすり減らすようなことはありません。彼らは感情的ではなく、「相手は、現時点で、たまたま断ることをチョイスしただけ」という合理的な判断をするのだと思います。
(中略)
このように、日本人も断られることに対して、マイナスの感情をもつことから開放されれば「断る」ことも上手になるに違いないのです。
引用:「断る」ほどチャンスをつかむ女のルール 」
確かに、「たまたま断ることをチョイスした」と思えば、
相手をそのまま受け入れることにつながるでしょう。
むしろ最も敬意を示すことができる思考ではないかと思います。
断る勇気を育てよう
断ることで相手が怒ったり、不安を抱えたり、残念に思うのは「嫌だ」という気持ちは、
私の気持ちです。お相手の気持ちではありません。
そして、お相手を一番に思うのならば、断らなければいけない状況もあります。
たとえば、できないことをできる、と約束してしまうこと。
皆さんも何かしら、経験が一つくらいはあるでしょう。
苦い過去を思い出すかもしれませんね。
特にビジネスでは、顧客側が「できることができなかった」という事実に直面すると、
信頼度合いがぐっと下がってしまいます。
できないこともできる、と誇張表現をしてしまう原因は、人のエゴや弱さです。
どうしてもお客様が欲しい、とか、
売上を上げなければならない、というような自分にベクトルが向いた状態では、
ものやサービスに価値があったとしても、
信頼という積み重ねなければできない要素が無い状態なのです。
当然、結果も想像できますよね。
そう、先ほどのように、エゴがあるから。
断ることで相手が怒ったり、不安を抱えたり、残念に思うのは「嫌だ」、
と思って、そんな私を守りたいから、できると言って一旦楽になろうとしてしまっています。
人間誰しも、弱さがあります。
それは自分が認められたい、とか、
わかってほしい、と思う気持ちがあることは、自然なことです。
素直まっしぐら
欧米人が断ることに対してマイナス感情を抱かないのは、
自分にとって損か得かを考えず、ただありのままのチョイスをしているからかもしれません。
しかし、損得勘定を全く抜きにして、物事を考えられるの人なんているのでしょうか。
答えはわからないです。
けれども練習をして、意識していけば、
損得勘定を抜きに、世界を見る目が養われていくことでしょう。
相手から何か言われたり、一つの情報を見つけたとしたら、
まずは素直に、「そういうものだ」と言ってみましょう。
口に出してみるのです。
「そういうものだ。」
これが素直です。素(ありのまま)、直(まっすぐ、曲げずに)です。
そのあと初めて、「承諾する」とか「断る」という次の選択をすれば良いのです。
断ることも一つの選択。相手を思うならば現れる選択肢のひとつです。
そのためには、素直まっしぐらな自分で日常生活から、練習をしましょう。
言葉を変えれば、断るも選択肢に
それでも「断る」ことが苦手、と思うなら・・・。
「断る」ことも自然な選択肢に入れてしまえば良いのです。
もう苦手と思う必要なんかありませんから、大丈夫。
断ることを恐れているという人は、自分ばかりを守ろうとしていませんか。
こうなったら「嫌だな」ということばかり、考えていませんか。
まだまだ修行が足りないのかもしれませんね。
だからこそ、言葉から変えていきましょう。
「すみませんが、結構です」
「できかねます」
「わかりかねます」
ほら、知っている言葉ばかりでしょう?クッション言葉は検索してみてくださいね。
「断る」こともあなたらしくいるための表現手段。
言葉をちからにして、断る勇気も私と相手のため。
そんな関係を目指していきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
感謝!
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