【重要ポイント解説あり】Webライター初心者のためのポートフォリオ作成ガイド

webライターの仕事へ応募しようとすると、ポートフォリオを送ってください!と言われることがあります。

初心者や未経験者だと、まだ準備していないな、と焦ることもあるでしょう。

今回は、誰でも手軽にポートフォリオを作成する方法と作成のポイントをお伝えします。

1. ポートフォリオとは何か

ポートフォリオとは、自分の実績や過去の経験をまとめた作品集のようなものです。

就職や転職に履歴書を出すように、ポートフォリオは自分がこれまでどんな仕事や経験をしてきたかを伝える手段です。

職務経歴書との違いは、これから獲得したい仕事に即して作り上げる必要があるという点です。これは後ほど詳しく説明します!

実績がなくても作成すべきか

結論から言うとYES。ポートフォリオはライターとして仕事ができると証明するツールだからです。

そもそもweb上の仕事では、相手の実態が伺えず、お互いが「不安」や「不信」を抱えています。ポートフォリオは、自分がどのような人間かを伝える役割にもなりますよね。

しかし、目的はwebライターの仕事を獲得することです。したがって自分を採用すべき理由を、根拠をもって述べなければなりません。

また相手にとって必要な情報と適切な量で書くことも、読んでいただく上ではとても大切です。

具体的にどのような構成か

ポートフォリオは履歴書や職務経歴書のように型がありません。

よって自分のこれまでの活動内容を書き、かつ案件に合わせてカスタマイズする必要があります。基本構成は次のような内容です。

webライターポートフォリオの基本構成

・名前
・経歴
・執筆実績
・得意なジャンル
・資格
・稼働時間
・業務に対して伝えておきたいこと、連絡事項

駆け出しのwebライターは、実績や得意なジャンルがない!と思うかもしれませんが、焦らなくて大丈夫です。

ここで誰かと差別化できるようにとオリジナリティを出す必要はありません。

相手はあなたがwebライターとして採用をすべきか考えています。応募要項とは関係のない趣味や特技で埋め尽くされないように注意しましょう。

2.ポートフォリオ作成で注力すべきポイント

では、具体的にどのような情報があれば採用につながるのでしょうか。

先ほどの基本の構成の中でも特にしっかり書くべきポイントは次の3つです。

ポートフォリオの中で詳しく記載したい点

・執筆実績
・経歴
・資格

これら3つは書き方がポイントです!

執筆実績

すでに書いた記事があればクライアントに見ていただけるよう載せましょう。

ただし「記名記事」やクライアントからの掲載許可が降りていないと、記載することはできない点は注意です!

「記名記事」については別の記事で解説していますので、こちらも読んでみてくださいね。

執筆した無記名記事(著者の記載がない記事)内容は以下のように書きます。

  • ビジネス、経営
    SEO記事を7本制作(2022年4月)
  • 人事、人材育成
    転職エージェントのコラムで3本制作(2023年2月)
  • IT・情報セキュリティ
    プロジェクト案件で、SEO記事を構成から9本制作(2022年12月~)
  • 転職
    企業のオウンドメディアで記事を5本制作(2022年10月)

このとき太字部分にあたるジャンルのみを並べるライターさんがいますが、勿体無い書き方です。なぜなら、他のライターさんも同じようなジャンルを書いているので、あなたとの実績の違いがわかりづらいのです。

例のように、具体的な記事の概要や時期を書くことがおすすめです。

経歴

ライターとしての稼動経歴があれば記載します。

・ライター歴 6ヶ月(2023年1月〜)
・執筆歴 1年4ヶ月(2022年2月より)

上記のように誰でも見てわかる記載方法でOKでしょう。

もしまだ実績がない場合は、本業やアルバイトで経歴が長い仕事を記載します。

こちらもポイントは、具体的な業務を書くということです。

以下の例を見てみましょう。

ライターAさん:アルバイトで飲食店勤務していたが「原価や在庫管理の担当だった」
ライターBさん:本業でBtoBマーケティングの仕事をしている。SaaS系ツールに詳しい。

Aさん

〇〇会社 ××店(2021年12月〜2023年1月、1年1ヶ月)
店舗の在庫管理をしており、飲食店向け経営ツールや予算管理の知見がございます。

Bさん

〇〇会社 ××グループ(2022年2月〜2023年5月、1年3ヶ月)
SaaS系ツールのwebマーケティングで広告運用を行っており、マーケティング知識のもと社内体制構築を得意としております。

このように、案件と親和性がありそうだと担当者に思っていただけるよう、具体的な業務内容や専門分野を簡潔に書きます。

資格

保有資格もスキルがある証明なので書きましょう。

例えばTOEIC800点であれば「英語学習」や「教育」の案件が想像できますし、宅建資格を保持しているであれば「不動産」や「住まい」の案件に挑戦できそうです。

過去に取得した資格でも、そのジャンルへ興味関心が高く基本的な知識があるとみなされます。

また「フィナンシャルプランナー」や「薬機法管理者」のように特定の専門資格であれば資格を活かして集中して案件を獲得していくことも可能です。

ポートフォリオはどの媒体を使って作るか

ここまで読んで、いざポートフォリオを作ろう!となっても、どの媒体にするか特に初心者ライターさんは迷うと思います。

次の媒体が私のおすすめです。

①WordPress(おすすめ度:★★★、難易度:難しい)
②note(おすすめ度:★★★、難易度:易しい)
③PDF形式(おすすめ度:★★☆、難易度:ふつう)
④Googleドキュメント(おすすめ度:★★☆、難易度:易しい)
⑤Canva(おすすめ度:★★☆、難易度:ふつう)

WordPress

webライターとしてしっかり活動したい人は、WordPressをお勧めします。

メリットとして余計な広告が入ることもなく、カスタマイズも可能です。

WordPressは有料のためサーバーやドメインの契約が必須です。ただお金を投じてでもしっかり自分のコンテンツとして育てていき仕事を獲得したい人には資産となります。

また、WordPress入稿ありの案件にも対応できるようになります。

note

無料で誰でも登録すれば、立ち上げられるnote。webライターでもポートフォリオ作成として利用する人は多いです。初心者向けであり操作も簡単です。

noteは利用者によって何を書いているか目的がそれぞれ違います。そして他人のページにも飛びやすいです。また、無料ゆえにカスタマイズ性も少なめであり、いちサービスのため終了する可能性がゼロとも言えません。

一度書いて終わりという人も多数いるので、自分のコンテンツを管理できる人向けが良いでしょう。

PDF形式

相手に提出するデータ形式としては鉄板です。個人が作成したと一目で分かり、メールにも添付可能です。書式として整っている点も安心感がありますね。

一方で実績ができるごとに更新する必要が出てきます。大きなプロジェクトや企業案件に応募する際は活用するといいでしょう。

Googleドキュメント

PDFと比べて編集しやすい点がメリットです。作成した内容をリンクで共有でき、閲覧者も限定することが可能です。

Canva

グラフィックデザインに強くweb上のあらゆるクリエイティブで活用できるCanva

ポートフォリオ作成フォーマットがあります。何よりデザイン性に優れています。

有料プランにすれば、さらに利用できる機能が増え、自分の好みの素材で簡単に高度なポートフォリオを作ることができます。ビジュアル特化させたい人はお勧めです。

ただしwebライターとして実績があるかが大事なので、ある程度、案件を経験して新しい仕事を獲得したいタイミングで利用することがおすすめです。

まとめ

ポートフォリオは、仕事を獲得するためのweb上の営業マンです。

あなたがいかにwebライターの仕事をしてきたかをアピールする機会であり、もし未経験であれば、これまでの経験からどうして案件に応募するのかを示していくツールです。

ポートフォリオは経験や時間の経過とともにブラッシュアップしていくものです、

完璧を目指さず、webライターとして仕事をしますと宣言するように、前向きな気持ちで作成し応募時に提出できるようにしましょう。

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