スキルはいらない。ライターの仕事に必要な3つの力

あなたは書くスキルが上がれば、稼げたり、人からお願いされたり、活躍できるライターになれると思っていませんか?

実際のところ、ライティングの手法やノウハウをどれだけ持っていても、仕事が途切れたり、稼げない人もいます。愛されるライターかどうかは、書く力よりも別の力が、常に問われています。

この記事を読むと、豊かなライターがどのような力を携えているか理解できます。

自立したライターを目指す!これから、必ずなる!という人にとっては、とても大事な内容です。自分に置き換えて次の3つの力をつけていくことを、決心してください。

1. 提案力

提案力に自信のあるライターはいますか?と問いかけられて、あなたは手を挙げられますか。

臆してしまうかもしれませんね。でも、大丈夫です。

提案力とは、かんたんに表現すると「もっとこうなったら面白い(かも)」というワクワクを伝えることです。

たとえば、あなたがTシャツにジーンズ姿だったとします。それがどんなにお気に入りだったとしても、一週間同じコーディネートを着続けて、と言われたらどうでしょう。

せめてアクセサリー1つだけでも足してみたいとか、色違いのTシャツがもう一着が欲しいと思いませんか。

行く場所も、かっちりオフィスより、コワーキングスペース。高級ホテルより、ビーチサイドのカフェなど、Tシャツにジーンズ姿でいても大丈夫だなと思える場所を、無意識に選んで行くかもしれませんよね。

ライターも同じです。一つの募集や案件を目にした時に出てくる、ふとした疑問やワクワクする気持ち、私だったらこうする(かも)、という+1のイメージを伝えてみるのです。

実現するかどうかや、提案の質が良いかどうかを意識せず、ただ浮かんできたイメージを具体的に表現するのです。相手の感情を考える前に、あなた自身の感情を動かしてみる視点を大事にしてください。

このように思うと、提案することは、楽しい過程だと思えませんか。

2.パス力

これは「ボールをパスする」の意味のパス力です。

ライターは執筆前の仕事もたくさんあります。書く内容の事前リサーチや、場合によってはトライアル記事の作成があります。最初から完璧なゴールを目指していては、いくら時間があっても足りません。

そしてそもそも、完璧なゴールは自分がわからなければ、実は相手もわかっていない状態なのです。

・リサーチだけで気づいたら深夜を回っていた…。
・アイディアは浮かんだけれど自信がなくて聞けなかった…。
・相手の反応がネガティブだったらどうしよう…。

きっと一所懸命なライターこそ、こうした状況に陥ったことがあるはずです。悪いことではありません。真剣なんですよね。

でもいかにして、この時間や労力を侵食するボールを投げ返すことができるかが豊かなライターになるためのハードルなのです。

では、ライターにとってのボールとはなんでしょう。具体的には、次のような内容です。

・あいさつ
・応募書類
・チャットやメールの返信
・トライアル記事や提案書
・業務上での疑問や質問
・ブレインストーミングした内容やメモ書き

これらを全部をパスしてしまうことが大事です。パスするとは、聞いてみるということ。
大事な感覚は「30%で相手に聞いてみる」ということです。

不完全な状態に思えるでしょうか。それは決してあなたが不完全であることを意味しませんから、勘違いしないように!

お相手にパスして50%、60%のボールをまた受け止めるのです。

「投げるほど解放される」
「さらに情報や助けが施されて返ってくる」
「前向きに進んでいく」

まずはこれらの言葉を10回唱えて、相手を信じてパスしてみてほしいです。

仕事が加速する感覚を体験して、あなたの仕事自体のブラッシュアップに大事な時間を費やしていきましょう。

3.自己開示力

意外かもしれませんが、豊かなライターほど個性を表に出しています。個性を表に出すことの素晴らしい点は、存在に気づいてもらえる、ということです。

自己開示とは、お互いが張っているつもりのない数多くのバリアを解いていく行為です。

これまでの経歴や仕事に至った背景、最近の楽しかったことや過去の大変だったことを、どこかでちょっぴりでもシェアしてみる勇気を持ってください。

その雑談こそが、記事のアイディアのブレインストーミングになっていることがあります。
さらに、相手に近づいて良いという安心感や、あの人は受け答えができる、という信頼が生まれます。

もし個性という言葉に壁を感じるのであれば、一つ問いたいです。

「君はナイスな人か?」

結構、真剣に答えていただきたいのですが、”ナイスな奴”にならないと声をかけたいとは思われません。好かれる人を目指すのではなく、無理せず、虚勢を張らず、物事を良し悪しで判断しない、あるがままの自分で勝負すると決めてください。

個人で活動しても、チームに所属していてもです。

お相手に当たる人は、一発の仕事のクオリティではなく、一定期間あなたと関わってみて

「この人に頼んでよかった」
「仕事自体は大変なのに気持ちは前向きでいられた」
「新しいアイディアを考えたくなる」

一瞬でもこうした、あなたのファンにならざるを得ないような感情が引き起こされるかで個別案件を結べるか、継続的な関係を育みたいかを無意識に方向づけています。

まとめ

ライターに必要な力は、ライティング力ではありません。

①提案力

②パス力

③自己開示力

この3つの力です。

ライティング力というのは、仕事が全て終わってみて、できることがもしも増えていたらついているかも?という程の定義することはできない曖昧な力です。

自らの壁を超えることが、自立したライターに向かってレベルアップできる唯一の方法なのです。

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ライターは尊い仕事です。

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