SNS上で見かけるライター向けのオンラインサロン。
月額制や定額制で、誰でも入会できるので、同じライターがたくさん集まっており心強いように思えるかもしれません。
しかし、オンラインサロンへ入会しても、稼げるライターになれる保証は一切ありません。
今回は、目標額があって稼ぎたいライターがサロンに入るとはどのような状況であるかを説明します。
1. 案件に集中する時間が減る
目標額があるならば、必要な数だけ仕事を獲得して稼ぐという戦略を持っていますか。
オンラインサロンは、書く知識を学んだり、稼ぐための方法を教えてくれるかもしれません。
周りのライターがどのように活動するかをみて参考になった!というライターもいます。
しかし、それであなたの目標は達成されるでしょうか。
時間の過ごし方は結果に反映される
現状から理想へのギャップは他人の意見や出来事、感想を聞いても埋まることはありません。
もしも目標があるのであれば、ギャップを埋める行動が必要であり、稼ぐ金額が目標の一つならばコミュニティで書き方を学んだり、交流している暇は正直ありません。
では、スキルはどうやって上げればいいのか。
その答えは、仕事を通じて必要な学びの機会を得ればいいのです。
やらされ仕事や作業ではなく、自分で獲得した目の前の仕事に向き合うことで学びがあります。
人それぞれ得意分野も異なります。いきなりセールスライティングができる人もいれば、用語をググることから始めなければならない場合など、人それぞれです。
知識も経験も誰一人として同じではありません。
だからこそ、自分が案件を受注して、書き上げて、もしフィードバックがあれば修正する。
期限内に納品して、仕事を完遂させる。そうした経験ひとつこそが、あなたにとっての最良の学びであり成長です。
理想の人から直接教えていただけない
ライターとして稼いでいく仮説や戦略の壁打ちは、オンラインサロンではできません。
その理由は、サロンの主催者と1on1の機会がないからです。
運営者は立派な実績があります。それは一定期間、結果を求めて行動したからです。
そのノウハウや紆余曲折ある経験は素晴らしいものでありながら、本人のもの。
あなた自身の中にこれからつくりたい実績をつくる答えはなく、一緒に参加するの誰かも答えを持っていないのです。
2. 他のライターと比べる
まだ届かぬ目標を達成するために一定期間を集中すると決めたは、他人の状況や実績に左右されている場合ではありません。
しかしオンラインサロンは、常に不特定多数のライターがいます。
意図せずとも、他人の状況が目に飛び込んでくるので、潜在意識が比較を始めてしまいます。
全く気にせず自分に集中できるという人は良いのですが、それでもオンラインサロンの良いところは「交流」であり、お互いと関わることが場の価値です。
もちろん所属すれば、ただいるだけ、ということはないでしょうから、コメントをしたり報告をしたり、目標を共有する機会があります。
複数の人と交流すると、他人の通る道があたかも自分の目標達成にとっての最適解であると勘違いしてしまいます。
しかし、たとえ同じ努力をしても、同じだけの執筆しても、ひとつの行動が正しかったか検証や改善をしない限り、稼げるとは限らず、理想に近づくことができるわけはないのです。
3. 卒業時の姿が曖昧だから
月収50万円行く。自分の強みジャンルを作って稼げるライターになる。
それはあなたの現実から理想の未来へのステップでしかありません。
本当に欲しい未来というのは、ライターとして大成するだけではないはずです。
もし今より稼げるライターになったら、どんな人生を送っていると言えますか。
もし今よりライターとして実力がついたら、どんな素敵な変化が訪れていますか。
努力家の人は、目標金額を達成するために努力をして、学びを実践に移して、ライターとして1ヶ月で理想の稼ぎを得られたとします。
そして、そのあとはどうでしょう。
入り口だけ考えて、出口がないとどうなるか
オンラインコミュニティに所属するのは一定期間です。
入会を考えている人は、その出口に立った自分の姿を描けているでしょうか。
大事なのは、あなたの理想の人生を送ることです。
稼いでも、実力があっても、虚無感に苛まれたり、いつも誰かと比較したり、お金がそれでも足りないと感じてしまうのであれば、それはあなたの理想ではないはずです。
お金や未来のことばかり考えて、いま自分が理想の姿であるかを忘れてしまっては、本末転倒です。
スキルや稼ぎだけでは幸せを図ることができません。お金持ちでも心が貧乏な人もいます。
答えが出てしまいましたが、何が幸せをつくるかというと、成功している状態であるというマインドです。
もし心から叶えたい姿があるならば、私は成功している、というマインドの持ち主のもとで目標に向かって歩むことが吉です。
稼ぐと決断した人は、自己成長に集中する環境を選ぶ
自分が稼ぐライターになるために、どうしたら学べるか、心が楽になるか、進んでいけそうかを考えている時点では、自分にベクトルが向いています。
お金を稼ぐということは、何よりもまず相手に価値を提供することが先です。
だからこそ、稼ぎたい!と明確な目標がある人は、自らが身を置く環境にも責任を持たなければなりません。
そして決断をすれば、稼ぐための行動にシフトしているので、最終的に気づいたら応募や執筆、目の前のクライアントに夢中だった、という状態が通常なのです。
しかし、まだ達成したことのない目標にひとりで向かうことは、今までハイキングコースしか歩まなかった人が、装備が必要な登山に出かけるようなものです。当然ガイドがつきます。
同じように、稼ぎたいライターこそ、不特定多数に助けを求めるのではなく、あなたの夢と状況を知り最後まで目的地に導くコーチをつけます。
オンラインコミュニティを検討する人は、月あたり数千円の投資で得られる環境と自分が目標に辿り着こうとする意思が本物なのかを、もう一度考えてみてくださいね。
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