個人で収入を得る術として、ライターは堅実、かつ人気がある仕事です。
趣味から仕事に派生する人もいれば、稼ぎたい！と思ってスタートする人もさまざま。
今回は、私の失敗談を含め、副業ライターが手放すべき思考について話します。
そして最後に、毎日に取り入れていきたい３つの習慣についてお伝えします。
なぜ私が副業を始めたか
そもそも私が副業を始めたきっかけは、２つあります。
１つ目は、個人で稼ぎたいから。
理由は、単純なのですが…やりたいことが多すぎたからです。
旅もしたい、美味しい料理を食べたい、
思いっきり親孝行したい、男女問わず、好きな人に会うための時間の自由が欲しい…。
自分の欲を満たしたいという動機でした。
２つ目は、副業ができる時間の余裕があることに気づいたからです。
接客業で、時間、場所、はたらき方に限界を感じており、
良好だった人間関係を手放してでも、転職を決意しました。
転職後は、在宅勤務ではたらくことも人や会社との関わり方も大変化。
この先何かあっても個人で稼ぐことは備えだ！と、
守りの姿勢から副業を始めたのです。
しかし背景には、誰かに認めてほしい、褒めてほしいという承認欲求や、
他人と比較をしてしまう自分がいたので、このあと大失敗することになります…。
※欲はエネルギーであり、良いことです。
ぜひマインドマップとして書き出すことをおすすめします。
自分主体では満たされない
ここまで読むと、ライターでなくてもいいのではと思うかも知れません。
しかし、仕事とは「好きなこと」×「人の役に立てること」で成り立ちます。
私はライターとして２つの思いがたまたま少しだけ当てはまったと言えそうです。
しかし、とある案件で、「継続案件が欲しい」「単価を上げたい」という気持ちが先走り、
納期を自分で早く宣言し、辛くなってしまった経験があります。
しかも、何本でも書けるというスタンスで、お相手とお約束をしてしまいました。
全記事をやっとの思いで書いて納品した直後には、
何かがぷつりと切れたように涙が止まらず、目の前が砂嵐に。
自分の価値を上げたいとか、お金を稼ぎたい、というエゴが、
相手へ価値提供するというビジネスの原則をかき消してしまっていたのです。
あの時の私へ
過去の私に声をかけるとしたら「初心者ってこんなもんだよ」と声をかけると思います。
壁にあたっては挫け、わからないことさえわからない。当たり前なのです。
なのに、無理をしてでも素晴らしいライターになることへ執着したのは私でした。
結局、自分を守りたいという損得勘定が生まれ、クライアント目線ではありませんでした。
失敗の原因は、自分に対する「誤った過小評価」と「誤った過大評価」を
同時にしたからだと振り返ります。
自縄自縛になっていませんか
副業webライターでも、仕事です。
そして稼ぎたい場合は、覚悟も、戦略も、行動も必要です。
しかし、義務感や嫌な気持ちに苛まれては、元も子もありません。
何度チャレンジしても、応募段階でハードルを感じたり、
修正や納期に不安を覚える人もいるでしょう。
継続して仕事を依頼されなかったら…。
途中で無能だと切り捨てられたらどうしよう…。
そう感じてしまう人は、次のような思考があるかもしれません。
一つずつ向き合って、手放してみてください。
1.「レベルの高い初心者」になろうとしている
全てが経験だと思う一方、心のどこかで、自己ベストを出すことを義務化していませんか。
相手に近づいたことや応募をしただけでも素晴らしいこと。
まずは一歩、また一歩、と踏むステップを大事にしてほしいなと思います。
赤ちゃんの寝返りやおすわり、歩く姿は微笑ましいでしょう。
なのに、大人のあなたはスモールステップの大切さや愛おしさを、
見過ごしてしまっているかも。
誰かに認めて欲しい気持ちはあなたの素の思いなので、
子供に話しかけるように、「認めて欲しいんだよね」と自分の気持ちを受けとめてください。
2.他人と比較をしている
SNSを見ていると、顔さえ合わせたことのない他人に出会います。
ライターのあなたも、誰かと交流を始めるなかで、
焦りや不安が募る経験があるかもしれません。
しかし、オンライン上では、
他人がどのような状況なのか、本当のことはわからないのです。
誰かと比較をすることが悪いことなのではありません。
比べてしまう原因があなたの過去のどこかにあるのです。
その原因を見つけ、向き合い、癒しの言葉をかけましょう。
3.イレギュラーを恐れている
今の穏やかな状態が、もしも思いもよらぬ事態で乱されたら。
そうして案件自体やクライアントとのメッセージのやり取りに、
有る事無い事を想像してしまっていませんか。
自らコントロールできないことを考える必要はありません。
長期的視点をもって、事実と感情を分けて捉えることが大切です。
毎日に取り入れたい３つの習慣
副業webライターとして、失敗から学んだエッセンスがあります。
それは自分を満たしてあげることで、
クライアントに価値を提供できるようになるということです。
自分を満たすために、次の３つを習慣にすることをお勧めします。
①「ありがとう」を言葉にする
まずは、心の底からありがとう、と感じ、唱えることです。
お金やモノではなく、言葉で自分を満たすことがすぐにできるからです。
また、ありがとうの対象は、人だけではなく、モノや事象でもOKです。
できるだけ多くのありがとうを唱えていきましょう。
②衣食住を整える
素晴らしい環境ではなく、今のベストを目指します。
モノの置き場を決めたり、落ちている埃を少し取り去るだけで、新しい空気が循環します。
身につける服や、摂る食事の一つだけでも、心と身体が喜ぶものを意図して選んでみてください。そして、選んだ自分に自信をもって心地よく過ごしてみてください。
③「アウトプットする」
良し悪しを気にせず、思いの丈をノートに書く習慣をつけます。
もしライターならば、臆せず発信してみることです。
誰かの声に気づいたり、交流が生まれるとエネルギーが湧いてきます。
仕事につながることもあります。
内側にとどめず、自分の言葉を外へ出してみてください。
いかがでしたか。
記事が、副業ライターを選んで挑戦する自分に拍手を送るきっかけとなり、
さらに一歩を踏み出す力になれば幸いです。
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