落ち込むことは自分のせい?!本当の原因と2つの解消法

こんにちは。Chihiroです。

今日のテーマは、マインドです。

春は揺らぎの季節。思うように心や身体のコンディションを保てないこともしばしばあります。まずは気分が落ち込む原因の根本を知りましょう。また、ベストではない時の持ち直し方について紹介します。

目次
・落ち込んだ時に足りないのは観察
・負の原因は自分の内側にある
・同じ場所にずっと居ることは危険
・歩く:最も自然にしている動作を大切に
・外見:身なりが変われば気持ちが変わる
・どうすれば落ち込みから脱出できるか

落ち込んだ時に足りないのは観察

「落ち込んだから、調子が悪いから、今日は〜しない」この考え方、皆さんは無意識にしていませんか?

実はその思考、さらに落ち込んでしまう原因になっています。誰だって人間ですから、気持ちが上がらない日があって当然です。

そんな自分をダメと思ってはだめ。調子が悪いと気づいた時こそ、真っ先に自分を観察するべきです。

観察は何のためにするか。それは、自分の弱さに気づくためにすることなのです。

私は接客業歴が長いのですが、仕事場ではヘルプを出すことがほんとうに下手でした。一日で20名の仲間と店舗を運営するのですが、マネージャーをしているとお店のありとあらゆる情報が分刻みで入ってきます。なので、休憩時間はおろかトイレも我慢していたことがありました。

負の原因は自分の内側にある

一見すると「人に助けを求めることが苦手」な自分に気づくと思うでしょう?でも大事なのは、なぜ人に助けを求めるのが苦手になったのか、まで突き詰めることなんですね。

トイレを我慢する理由は、私がいない時に何か困ったことがあったら、それは場を外していた私の責任だ!とまで思っていたから。実は自分がマネージャーとしてうまくやっていたい!成り立っていたい!という『エゴ』です。

観察から出てきたのは、マネージャーという地位に固執していたエゴのある自分でした。

もちろんトイレにも行かず仕事ぶっ続けなのですから、ストレスにもなるし、膀胱炎にもなる。口には出さずとも頭で巡る言葉は「なんでこんなに忙しいの?」という環境のせいにする自分です。

そうやって「見栄」や「〜すべき思考」を繰り返すと癖になります。

そしてほんとうに恐いのは、出てきた「エゴ」や「見栄」、「べき思考」の癖こそかんたんに治らず、むしろ常態化するということなのです。

同じ場所にずっと居ることは危険

少しずつ自分を観察してあげると、コンディションが悪い時の条件がわかりました。

メンタルが落ちる原因は、ずっと同じ場所に留まることにあります。

たとえば、椅子に長時間座りっぱなし。血流が滞り、呼吸が浅くなり、しまいに身体が固まっていくのです。立っていても同じです。

また、思考に対しても言えます。考えていても状況が変わらないことを、ぐるぐる考え続けてしまう。身に覚えはありませんか?

そんな自分を断ち切ることは決して難しくありません。毎日の練習で全て解決できます。同じ場所に留まることを選ばない習慣をつければいいだけです。

歩く:最も自然にしている動作を大切に

最も有効なのは「歩く」ことです。

歩いて移動すること=「身体/考え方のシフト」と捉えてみてください。自分の足で大地を踏み締めて歩くことは、“滞り”からの開放の時間です。

コツは、ゆっくりと足底を地面につけること。

急いでいる人は、小股でちょこちょこっ!っと忙しなく移動しますよね。それは時間や何かしらの用件、誰かとの約束に縛られている証拠です。

歩いた距離や歩いた時間ではなく、まずは身近な移動に目を向けてみます。

部屋から玄関までの5歩、駅で改札を抜けるまでの10歩、ちょっと買い物に行く300歩。何気ない移動も、意識次第で体へ集中する時間に変えられるのです。

まっすぐ、地面を踏みしめて歩くこと以外を考えていたら、それは何かに囚われていること。深く掘り下げれば自分に原因があることがほとんどです。

私は、ウォーキング講師に歩き方を教わってから、”なんか上手くいかない・・・。”の原因がやっと自分で理解できるようになりました。

綺麗な姿勢と歩き方は、綺麗な人の見よう見まねだけでは難しい。また数日、数週間トライしただけでは、長年の癖が邪魔をして元通りを繰り返してしまいます。

身体が歪んでいると何となく分かっている人でも、どこがどう歪んでいるか気づけないのと同じ。観察状態を的確に伝えてくれる講師に聞くことが、歩き方を改善する一番の近道です。

外見:身なりが変われば気持ちが変わる

二つ目は、身なりを整えることです。

たとえば、リモートワークだからと上半身だけブラウス、下半身はパジャマのまま、なんてことはありませんか?(私はありました。。)お洋服のTPOがちぐはぐな状態では、生活にメリハリがつきません。

実はこうした身なり一つも、同じ場所にとどまる原因を作ります。下半身がパジャマならば、部屋やベッドから出ないことを無意識的に選んでいます。

なぜおしゃれをする、ではなく、「身なりを整える」と表現しているか。理由は単純で、身なりを整えられない人は、おしゃれも上手ではないからです。

私は、あるファッション講師にした質問の回答に衝撃を受けたことがあります。

その講師は、ミスワールドといった名だたるコンテストの審査員経験がある方でした。世界基準の美しさとは何か、恐る恐る聞いてみたんです。

ファイナリストは個性があって皆素晴らしいので、審査に甲乙つけ難いはず。何が世界の美の基準なのですか、と。

ズバリ出てきた回答は

「清潔感ですね。」

でした。

確かに世界中、どんなファッションが流行しようとも、清潔感で妥協すれば、目の前の現実も妥協した結果が出てきてしまう。その日から起きてからパジャマで半日以上過ごすことはありません。

どうすれば落ち込みから脱出できるか

落ち込みから脱却すること自体は難しくはありません。

歩いて、身なりを整える努力はどちらもすぐにできること。しかし、上手く行かないこと原因は思考の癖にあります。

負の物事の原因は自分にあると100%認めることは、とても難しいです。

歩き方のテクニックや身なりの整えは、その都度取り入れれば良いだけ。しかし本質的に、ありたい自分でいるためには、うまくいかない原因を知らせて、思考から整えることを教えてくれる人を見つけてくださいね。