Chihiroです!ボディメイクの観点からウォーキングについて話します。
そもそもウォーキングがダイエットに適しているとはあまり思えないかもしれません。高齢者の朝の運動。走るより楽だから始めやすそうな運動。それぞれが色々なイメージがあると思います。
今はたくさんのダイエット法もあるし、医療アプローチだってできます。けれども、私が最も伝えたいのは、ウォーキングこそダイエットに大切な自己効力感が育つ、ということ。その理由を経験談とともにお伝えします!
運動や食事が続く思考とは
自己効力感とは、目標を達成するための能力を自らが持っていると認識することです。
つまり、「理由はさておき私は上手くいく!」という考え方を持つこと。
これと真逆なのが、細くなりたい。たるんだ身体を引き締めたい。だから体重は落とさなきゃ!という発想です。
まさに私自身がずっと思っていたことでもあるのですが・・・。実はこれ、とても短絡的な思考です。
痩せた次の課題こそが重要
たとえば-5kg痩せた。それが理想体重だとしたら、素晴らしい結果ですよね。
しかし痩せた先、いかにその自分が今後健康で過ごせるかこそが、長期的に大切であるはずです。
身体のバイオリズムは、環境や年齢、月日によって常に変化します。
私がダイエットに失敗した理由は、今となってはわかりますが、一時的(期間限定的)に、負荷が大きい運動をしていたからでした。
ダイエットが失敗に終わる原因
とはいえ、最初は体重を減らすこと自体がモチベーションの人も多いのは事実。私もランニングに励んだ時期があります。
感じられた効果はやはり、比較的、すぐに体重が減ったことでした。
2ヶ月ほど、2日に1度のペースで3~4kmのランニングを実施。結果、体重は4.8kg減、そして体脂肪率が3%落ちたのが何より嬉しかったことです。
なので、もっと続けて走れば、より短期間で脂肪が落ちると判断してしまったんですね・・・。
でもよく考えると、私がランニングで得たかった価値は「体重減」よりも「比較的、すぐ」の部分にあったのです!
自然に継続、がキー
遠いと思った理想に短期でたどり着けてしまった。良いことなのですが、一方でいかにそのあと健康でいられるかという課題に直面したと同時に、ランニングは続かなくなりました。
ダイエットの落とし穴は、少し結果が出た時に取り入れた思考が、当たり前と思ってしまうこと。つまり、たくさん走ってカロリー計算が狂わない食事が当たり前!という思考です。
自己効力感、「私ならできる!」という余白ある考え方ではなく、Must思考ですよね。
当時の私はチートデイさえ設けていかったほどなので、少しでも食べていいと許可すると、食欲が更に増したり、逆に疲れが残って動けないこともありました。
たとえ好きなものを食べていても、糖質過多はまずい、脂質は抑えないと、と考える日々。Must思考は、ダイエット失敗の根本原因です。
ウォーキングでいつもニュートラルな心と身体へ
極端な思考は、必ず気持ちの面で何かしらの歪(ひず)みを生みます。その歪みが本来の目的や理想を忘れさせてしまい、辛い、キツい、なのに〜しないとダメという、ストレスに発展してしまうのです。
ランニングを取り入れれば、脂肪を燃焼して、強くしなやかな身体になるイメージがありますが、全身および肺など内臓機能に負荷がかかる運動です。
それに比べてウォーキングは、運動というより日常動作。つまり、ダイエットのための習慣を新たに作らなくてもいいということなのです!
なぜウォーキングで自己効力感が上がるのか
ウォーキングとは、重心移動であり、軸を捉えて歩くことがとても大切です。
では、軸を捉えると何が良いのか?それは、脳波が安定することにあります。
頭が上下に弾むように歩く人はメンタルが安定していません。わかりやすい例で言うと、ライブ会場で皆、興奮して飛び跳ねますよね。それは脳も同じく興奮状態なのです。
また、頭が横にフラフラする歩き方をしているとめまいと同じような状態に。不安や緊張があっても、身体の中心から頭がずれて脳波が乱れます。焦りや疑いで早歩きになる人もいますよね。
心がニュートラルではない状態だと、当然身体にも歪みが生じます。
反対に、姿勢を正して、軸を感じながら歩くとどうなるか。面白いのは、少しの期間でも気持ちの変化が現れてくることなのです!(ここが一番楽しいですよ♪)
ダイエットにいいと言ったはずでは、と思う人もいるかもしれませんが、大事なのは自己効力感。自分が理想の体型をすでに持っていて道を歩いていることを想像できるようになったら、脳はダイエット成功への道を歩み始めている証拠です!
毎日の一歩でダイエット脳に!
日常動作だからこそ、ボディシェイプを意識して歩くことができる人は圧倒的に少ないです。でも、美しい身体を作るための正しい歩き方さえ身につけてしまえば、普段のその数十メートルの移動がトレーニングになります。
なので、まずは立った時に歪みがないか。姿勢を正しましょう。そして、一歩一歩、歩く動作から、身体のどの部分が使われているのかを知ることから始めましょう。
身体の使い方を変えれば、エネルギーを燃焼する代謝の良い身体に変われます。地道に取り組めば必ず成果が現れるのがウォーキングです。
私がマインドで失敗した話をしましたが、ウォーキングは地道にやるからこそ強固なマインドを鍛えるのに最適です。自己効力感を育て、身体の代謝をあげ、長く自分に起こる良い変化を味わう、そんなダイエットのためにウォーキングを見直しませんか。(見直しましょう!笑)
目次
・運動や食事が続く思考とは
・痩せた次の課題こそが重要
・ダイエットが失敗に終わる原因
・自然に継続、がキー
・ウォーキングでニュートラルな心と身体へ
・なぜウォーキングで自己効力感が上がるのか
・毎日の一歩でダイエット脳に!